溶けたシリンダーヘッド、燃焼室の修理依頼 2018-5/12うp
46/38¢バルブ付きでのアルゴン溶接




  とりあえず無事溶接はヲワタ。

  さすがにアシスト君が居ませんと溶接途中の写真撮る、てのは無理ですw
  治具ヘタレですから、逆反り難しく、PBの棒タガネ間に入れてww何とか。

  冷えた状態ですとヘッドはあんま反りませんから溶接しながら
  両脇のヘッドボルトを締めてまた溶接、これloop。
  っで途中でストレートエッジ当てましてちゃんと真ん中頂点に
  両端が下がってんのか確認もしますなjk
  
  こーして溶接終わりますと、ソッコー発熱から冷えていくますので
  反りかえったヘッドは必死に元に戻ろうと頑張りますw
  そうはさせじ、とこのまんま一晩放置プレイですよおまえら。
  
  本来この溶接用治具、できればまんまシリンダーブロックを治具として
  使いたいんですが我が工場、メッサ狭いし治具に使えるようなL6の
  ブロックとかありませんから両脇締めこんでの反り返り具合は
  経験値、ストレートエッジ当てて目視、こんなモンかのう、テキトーww
  みたいな曖昧風味です、常温反り戻し目標値は0.3mmですな。
  あとは明日のお楽しみです。
  
  ・1番
  EXバルブ脇、一緒に締付けのプレートも溶かしちゃってますが
  タイトな位置ですので気にしない作戦。
  可能な限り面研したくないんで、窪み箇所は全部埋めますな。
  溶接汁、っつってもノーマルN42の燃焼室埋める訳じゃありませんから
  それほど大変つーことでもありません。
  後々後悔しないよう、怪しげなトコロは全部溶接しときます。
  
  
  ・2番
  アルゴン溶接で製作されたこのN42、面研もかかってますし
  軽石チックな部分もリューターで地肌剥き出し、ゴミやらカーボンやらの
  溶け込まない異物もほぼありませんのでビードも結構綺麗ですな。
  ノーマルN42のアルゴンヘッド作るのにみっちり溶接しますと、
  どーしても異物が噴出してきてビードを黒くします。

  前にNAPREC/名古屋君に燃焼室アルゴンのやり方とかエロエロ話してて
  そん時に 「 綺麗な仕上げするにはリューターで削っちゃうんだよね母材 」
  とか言ってた意味がこのビード見ると納得できますな。
  
  ・3番
  2番はヘッドG/K吹き抜け、そして3番4番の溶けっぷりは禿げしいんで
  慎重maxで溶接してます。
  とは言っても正味表面の溶接ですからあんまし大変つことではありません。
  
  
  ・4番
  後述しますが、バルブ組んだまんまの溶接に付いては自論を。
  
  
  ・5番
  損傷1番少なめ風味なんで、周囲だけ溶接、みたいな感じ。
  
  
  ・6番
  ココもプレート溶かしながら溶接。
  
  
  ・1番
  以下角度を変えての画像を。
  
  ・2番
  
  
  
  
  ・4番
  
  

  
  ・5番
  
  
  ・6番
  
  
  さてお待ちかねの、、、、
  放置翌日、バルブを外してチェックです。
  アルゴン溶接での発熱ですが、燃焼温度とかと比べればたぶん
  影響無さゲと思われますので、組まれていたまんまで溶接しますた。
  っつってもバルブとかシートをトーチの直火で炙ったりはAUTOですなw

  溶接による熱の影響で、ビッグバルブ用のこの薄いシートリングの
  浮き を抑えたいがためにバルブを組んだままの状態で溶接しました。
  20年以上前の過去、N42やP90、45/36.5シートカットだけで組むビッグバルブで
  もっとpower出したい、効率化したい、て理由でノーマルバルブ組んだまま
  コレみたく燃焼室アルゴンを結構作ったんですが、

      
 「 こんなんバルブ組んでなくてもおkやろ 」

  と、とっても甘い考えで溶接しましたら溶接直後に軒並みシートリング落ちたwww、
  という  笑えない案件が発生しまして、それ以降、バルブ組んでの燃焼室溶接を
  するようになりますた。
  
  そんなみっともねえ知的財産みてえな経緯もありますので、今回は
  こんな風味、バルブ付きで溶接してみました。
  良否の判断ですが、それはこの発熱によるシート浮き上がりな訳で、
  バルブ全気筒外してシートリングの浮き上がりをチェックします。
  燃焼室側、ポート側、目視ですが画像拡大してガン見しても一切の変化は
  無いようですな、これで浮いてたりしますとシートリングはIN/EX共に交換、
  というお高いコースになってしまいます。
  元々の燃焼室は鏡面、ポート拡大がされていますので、シートの浮き上がりとか
  隙間ができれば分かり易いんですが皆無ですなあ。。。。
  
  
  上の画像の拡大ですが、隙間は見受けられませんな。
  
  
  
  
  以下ほぼ全ての燃焼室をご覧下さいお!


  
  

  
  
  

  
  
  

  
  

  
  
  

  
  
  

  
  

  
  

  
  

  
  


  
  んまあこれを面研して、

        「 あとは自分でやれや 」

  と電話しましたら、

        「 いやいや、オメ全部やってくれ 」

  ・・・・・・・・・・・・・・ マヂかよマンドクサ。
  つーことで載せられる状態までを任されてしまいますたので、
  次回更新来週ですが、燃焼室の仕上げ、とかをうpしましょう。

  

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