L型4気筒 ボアアップ/フレッシュエンジン&コンプリート |
ブルーバード510/610、サニーエクセレントPB110/PB210、バイオレット710 810、A10、ダットラなどL型4気筒全車種OK L13~L18全種 2018-11/8 |
2018年11/7時点で、 ・L14 丸ごとエンジンassy 2基 ・L16 腰下のみ 3基 ・L18 丸ごとエンジンassy 1基、W53ヘッド+610/1800sssシリンダーブロックassy 1基 ・丸秘 腰下85×86、純正2リッター、W53インジェクションヘッド、ハイカム仕様 1基 以上合計8基のL4気筒エンジンの在庫がございます。 生産からおよそ40年以上、各部の摩耗、疲労は進行し 当時の状態を辛うじて保っていることは、L型4気筒エンジン搭載車を所有する皆さんが良く理解していると思います。 私自身がこの仕事を始めて30年経ちますが、当初は510に特化した体制であったこともあり、1番最初の依頼は 横浜5 ナンバーの付いた白い510の1600sss/4dr、 この510のエンジンオーバーホールでした。 43年1600sssですのでちょうど20年経った時点でのエンジンO/Hになります。 その30年前の開業以前は5年ほどプライベートチューンで自分自身と友人知人の510のエンジンを製作していた経験値もありましたので、初仕事のL16オーバーホールは、 シリンダーヘッドの無鉛加工は行わず、純正1mmオーバーサイズピストンでのボアアップ、これで燃焼効率を高め、有鉛仕様シートリングは無視して価格を抑えた内容で 完成させました、言い方換えれば 全然たいしたエンジンではありませんw その510自体はクーラー付きということ以外はノーマルSUツインの無改造車ですが、ボアアップしたエンジンを搭載し、元通りにSUツインを取付け、キャブの同調と調整をし 全てのチェックを終えて走ってみると、、、、、これがレスポンス良くL型4気筒本来の静かな良いエンジン音を発します、そして意外にも速いw facebookでも何度か紹介していますが、現在もこの43年510、息子さんが乗り継いで親子2世代 50年!! オーナーとなっています。 製作して30年を経た現在でもエンジンに関しては未だにほぼ絶好調です。 そして今年2018年10月に、610/ブルU 1800sssでSOLEX40¢ではありますが、L18ノーマルをO/Hとボアアップで30年前の再現と進化したパーツを使い、 エンジンを製作しました、ヘッドは当然A87有鉛仕様シートリングは無視、バルブのカーボンをボール盤にチャックして落としただけ、です。 30年前のボアアップO/Hと異なる部分はクランクストローク含めて排気量、クランクのスピル加工、亀有鍛造86¢ピストン、コンロッドフルフローです。 当然ながらL型4気筒本来のエンジン音で排気量相当の速さがあり、オーナーは大満足、動画は つべ に置いてあります。 自分は基本チューニング、なので心情的には89¢ボアアップでmaxな排気量を追求したいのですが、近年sssのブロックでも89¢ボアアップは 悲しいかな成功率5割以下、このため上限86、または87¢に留めることにしています。 チューニングもオーバーホールも理論は勿論大事ですが、自分の現在までの経験値、これが最も重要と考えています、 ボアアップO/H後30年の510がこういった事を証明している訳です。 ボアアップされたフレッシュエンジンは簡単に言いますと、鍛造ピストンと薄いピストンリングでの低フリクション、適正クリアランスでの燃焼効率アップと 正常な有効圧縮によって、例え有鉛仕様であってもシートが摩耗でベタ当りしていても シリンダーヘッドのマイナス要因を全てカバーする、と言っても過言ではありません。 皆さんの現在のL型4気筒、エンジン本体の音うるさくないですか? 常に排気漏れのような音がしませんか漏れてないのに? 踏んでも踏んでも軽自動車にww、 そもそも始動性悪い、燃費悪い、OIL消費率高い、手付かずの40数年経過したL型4気筒はこんな感じで、完全にメタルとピストンが摩耗で賞味期限切れ、です。 見せかけの簡易O/Hなどしても何の効果もありません、エンジンの根本、それはシリンダーブロック、これの出来如何が本来の性能を大きく左右します。 sss以外のシングルキャブ車、SUツイン、純正無改造ノーマル車、全てにおいて本来の性能以上を取り戻すボアアップO/Hエンジンを在庫分リリースします。 勿論車検もOKですし何の悪影響もありません、L14~L18まで複数在庫在り、仕様変更も可能です。 ※L14搭載車の場合はL16クランク仕様の86¢ボアストロークアップ、1711ccをお薦めします。 |
実際に組んだL18、亀有鍛造86¢ピストン/1.811ccをご紹介致します (2018年10/27~31) |
亀有鍛造86¢ピストンですが、矢印のエッジ部分、ペーパーなどで処理します。 バルブリセスのエッジに関しては自身で製作組付けした数十基のエンジンを 分解してチェックしましたが、影響がほとんど無いため処理はしていません。 |
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コンロッドは大多数のL型4気筒の場合、8mmのコンロッドボルトを 使っていることもあり、手持ちがある限り9mmボルトのL28用をブラストして ブッシュ無しのフルフロー、9mmコンロッドボルトは再使用します。 ボアアップO/Hの場合、高回転を回すことも無いのでブッシュレスですが、 userによって持ち込まれたエンジンの分解、修理、チューニング依頼では フルチューンに近いような内容のエンジンでもブッシュレスは多く存在しました。 ピストンピンはちょっと可哀相な風味wwになってたりもしますが、全開で 踏みっ放しとかしなければ意外にそうそう焼付いたりはしないようですね。 9mmコンロッドボルトのL20/L28コンロッドは相当数の在庫がありますので 当社のボアアップO/Hコンプリートエンジンはこのタイプを使用します。 極論、高回転踏みっ放ししなければ8mmコンロッドボルトでも大丈夫です。 |
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ピストンエッジ処理の拡大画像です。 |
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極稀に摩耗が進み、基準値を超える場合もあるため、マイクロで メインジャーナルとクランクピンを測定します。 フルチューンを製作する場合、クランクキャップ、コンロッドキャップを イニシャルトルクで締付けし、シリンダーゲージでメタル内径を測定。 親子共に6/100mm程度になるよう、メタル選択やクラッシュハイトの 調整を行って求めるクリアランスにしています。 |
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ピストン同様、クランクキャップもエッジ処理をします。 合い口とメタル脇をペーパーで、キャップの合せ面はOILストーンで軽く、 コンロッドも合い口はペーパー、合せ面はOILストーンです。 |
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シリンダーブロック、クランクキャップ、エッジ処理と表面をフロント側から見た画像。 |
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この数年でNDCメタルは親の上下共に溝付きになっています。 それ以前はキャップ側はプレーンだったんですけどね、、、、うーんw プレーン使いたいときがあるんだけどなあ、みたいな。 |
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現在全て溝付きメタルのため、プレーンと上下の組み間違いでOIL穴塞いじゃって いざエンジンかけたら 油圧アガンネ、てことはありませんw 30年以上前、プライベートの時にやっちまった過去がありますw |
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6気筒でも同じことが言えますが、L型のクランクシャフトはこの ・スピル加工 ・曲り修正 コレだけやっておけばダイナミックバランスなどは不要です。 いまだにダイナミックバランスを取ったクランクは自身でも10本にも満たない、 タイム狙うようなフルチューンは別としてストリートのエンジンの場合、 フルチューンでも大した変わりが無い、という持論です。 これは南部のほうでやってるゼロヨンwwに無条件参加してた40年近く前に 510のフルチューンでL18クランクを壊し、予算の都合もあってダイナミックバランス のみ省き、その他は元通りに組んで踏んでも全く回転数への影響が無かったことから ダイナミックバランスの金額で他の部分に費やそう、ということにしています。 クランクキャップのボルトアップはかなりの効果がありますのでフルチューンでは 必ずM10>M12に拡大しますがラインボーリングとかはやっぱり却下ですw |
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クランクのスピル加工、逆に言えば純正の三日月キー3個ですと、 100%先端のキーが壊れます、つかキー溝内でキーが踊り、プーリー共々 ご臨終となりますので、例外無くL型のクランクはスピル加工します。 1本キー加工、とも呼ばれてますがどう言ってもエエ。 当社においてエンジンパーツの機械加工は ・ダイヤモンドエンジニアリング ・NAPREC (敬称略)の2社にのみ依頼していますが、んーーと、、、、西側地域方面wの 加工屋さんでこのキー溝やったエンジンはキー自体が折れてたりすることが 多々見受けられる、という残念な事実がw |
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クランクキャップボルトですが純正サイズ、M10-1.5pにハイテンワッシャーを セットで使い、イニシャルは8kg/m最終締付けです。 クランクキャップ、洗っても汚れが取れないのでブラストしています。 コンロッドボルトは再使用で5kg/m締付けです。 |
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このL18クランクはフルカウンターではありません。 レスポンスなどはこちらのほうが良いですね、軽いし。 |
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亀有鍛造86¢ピストン、クランクコンロッド全て組んだ状態です。 亀有さんの取説には、、、、 リセスのエッジは必ずペーパー当ててR仕上げしろや! と注意書きがありますが常にガン無視しますw |
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下死点2番のピストンとシリンダー内部。 |
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シリンダーブロック上面、ブロック面研もほとんどやったことはありません、 こんな状態の見た目に荒れた表面でもヘッドG/Kが抜けることはありません。 ただしオーバーヒートさせたらダメですよw 組付け前の洗浄時に上面はOILストーンで面修正のみ、です。 画像で2番と3番の間、下側ヘッドボルトの脇にOILジェットがありますが、 ここは2.5mmに拡大します、油圧でOILがヘッドに回る油量を確保し、 カムとロッカーアームのチップかじりや摩耗を抑えるため、この拡大も 無条件で、合わせてOILポンプの強化も行います。 腰下のみのボアアップO/H完成品はここまでの状態になっています。 シリンダーヘッド含めてその他の部品の組付けは基本、user自身の手で 完成させる、という腰下kitになります。 |
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ここから以下、シリンダーヘッドassy含めてエンジン単体完成品の仕様、 ということになります。 A87、610sssヘッドですが有鉛仕様そのまま組付けします。 バルブは外してボール盤でカーボン落としを、リップシール当然新品交換ですが その組付け前に、あまりにもポート小さいwwので、sssマニG/Kに合わせて、 入口のみ拡大します、排気ポートは真っ黒カーボンでしたのでintake共々、 超硬バーで削りますが、このポート研磨に関してはサービス/無償です。 ヘッドボリューム、いわゆる燃焼室容積は実測40ccでした。 圧縮比を計算によって求めますが、ヘッドG/K純正品楕円形のため おおよその圧縮比は 9.2:1 ぐらいじゃないかと思います。 1mmオーバーサイズとは言え、9を超える高圧縮/ハイオク仕様です。 経験上、ワンキャブなどでも10以上の圧縮比で無ければノッキングの問題で このエンジンへの影響はありません。 |
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ヘッドボルトもクランクキャップボルト同様ハイテンを使い、JIS規格のキャップボルトです。 こちらもイニシャルは8kg/mです。 どうしてもOILが滲み易いF/カバー上下と拡大したOILジェット周囲のみ 液体P/Kを塗布して組付けしています。 |
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IN/EX共、ポートは超硬バーで削りっ放し、仕上げはしていませんが、 ハイカム使う訳でもありませんので、純正よりは多少効果はあると思います。 プラス、、、もうちょっと速くなる?部分として。。。。 多少の投資で純正カムハイリフト仕様も可能です、カムホルダースペーサー使って 純正ロッカーガイドでレバー比アップ、アウターのみ強化V/SP、これですと 僅かですがハイカム効果、数馬力up、と一味違った乗り味になったりします。 カムホルダースペーサー/1.2tを使用しますとバルブリフトは約0.5mm程度アップします。 |
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これで完成品、ボアアップO/Hエンジンアッセンブリーになります。 油圧に関してですが、高速巡航アクセル一定状態で5k付近は確保したいですね。 24mmのキャップを外し、ワッシャー2、3枚程度詰めてOKだと思います。 イタイ製造廃止部品として、L4強化クラッチカバーが挙げられますが、 ボアアップ仕様では悩む部分です、今後Z18turbo純正とか使ってみようかを 検討中ですが、純正部品が途方もない値上がりしてますので困ってます。 この製作したエンジンは数年前にL4強化クラッチカバーを組んでいるため SCMフライホイールと共に再使用しています。 既に610ブルU、車輛搭載し納車となっていますが1番重要な事は、 userの満足度になります。 納車時、他の部分に少々問題が出ましたが、元々の どノーマルL18とは 比較のしようも無い快適で静かな速さとトルクでお客様には満足頂けました。 自画自賛はあまり好きではありませんが経験値活かしたこういった仕様、 30年経過した現在でも好調な510の前例もあり、完成度は自分でも納得ですw |
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2019年10月から周知のように消費税が10%に変わります。 便乗も含めて各社値下がりは望めませんので決断はお早めに、、、、 ボアアップ/フレッシュエンジンですが、前例/事例として現在まで多くの 同様ボアアップを製作しています。 510で恐らく20台以上、L28ではN42/F54合わせて15台?程度で6気筒は インジェクションそのまんま、という仕様がS130Z、430セドなどですが、 ノーマルボアアップ仕様の良さは、始動性、燃費、容易なメンテナンス、等が 特筆、510ではほとんどが89¢でのボアアップでしたのでSUツイン仕様でも ただでさえケツ下がりの見た目がww更にノーズ浮かせてfantasticな加速しますし、 冬でもチョーク引っ張らずエンジンかかります。 L28/6気筒も同様、ドンクサイL28が重いボディーを軽快に加速させます。 いやまあ自分でやる気になりゃこの程度のチューニングとか、設備と場所と人脈あれば 余裕でできるとは思うんですけどね、、、それ言っちゃおしまいだしww 購入の条件によっては勿論 出前上等おk、です~ |
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・L14 ボアストロークアップ/フレッシュエンジンassy 1711cc | 453.600円税込 |
・L16 腰下のみ ボアアップ/フレッシュエンジン 1711cc | 418.000円税込 |
・L18 ボアアップ/フレッシュエンジンassy 1811cc (W53ヘッド+610/1800sss) |
648.000円税込 |
・L18 ボアアップ/フレッシュエンジンassy 1811cc (A87ヘッド+ダットラ?/L18) |
648.000円税込 |
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ブルーバード510/610、サニーエクセレントPB110/PB210、バイオレット710、810、A10、ダットラなどL型4気筒全車種OK L13~L18全種 |